こんにちは。
ページを開いてくださってありがとうございます。
福岡読書会 Reading labのNiNiです!
今日は司馬遼太郎が今から40年前に書いた
幕末の山口・萩を舞台にした歴史小説、
「世に棲む日日」をご紹介しますね。
世に棲む日日 / 司馬遼太郎
・幕末が好き
・歴史小説が好きな人
・歴史小説に挑戦したい人
・吉田松陰、高杉晋作のファン
・日々の生活をピリッと引き締めたい方
に読んでいただきたいと思います。
■『世に棲む日日』を読んだきっかけ
私がこの本を手にとったきっかけは
高校時代の先生が幕末の志士を育てた
吉田松陰先生を尊敬されていて
よく私にお話をしてくださっていたからです。
私の大学受験のときも、吉田松蔭先生が祀られている
松蔭神社のお守りをくださいました。
そしてその後、何年も松蔭先生に
ご挨拶できていませんでしたので、
今年こそはと思い、松蔭神社に行く前に、
この本を読んで当時の吉田松蔭先生を
理解してから行こうと思い読むことにしました。
そして、読んで大正解でした。笑
■『世に棲む日日』の内容
幕末というと、
坂本龍馬、西郷吉之助、徳川慶喜、篤姫など
NHKの大河ドラマでも戦国時代に続いてよく取り上げられていますね!
それだけ、日本国民にとって、
わくわくする特別な時代だったのだと思います。
かく言う私も幕末好きで、
小説やドラマを見ては舞台になった
場所を訪れるのがライフワークになっています。
さて、この小説は全4巻になっていまして、
松下村塾で幕末の志士を育てた吉田松陰
松下村塾門下生の高杉晋作。
と、前半と後半で主人公が変わるのが特徴です。
■『世に棲む日日』への私の感想
1500ページにおよぶ長編ですが主人公が変わることによって
飽きさせず、リズム良く読みすすめることができました。
倒幕思想を創り上げた師である吉田松蔭の想いを、
自分の命をかけてひたむきに実現させていった高杉晋作。
熱く、そして不器用な男達の生き方。
常に死を覚悟し共に20代で人生を終えた2人が、
この世で過ごした日日をまるで超人のようではなく
ついつい笑ってしまうようなユーモラスなエピソードを
まじえて読むことができます。
私はこの本を読み終えた後に満を持して
今年の初詣で念願の松蔭先生がまつられている、
松蔭神社に行きました!
松蔭神社 吉田家があった場所にあります。緑の多い神社でした。
松下村塾 ここで松蔭先生のもと、高杉晋作、伊藤博文が育ちました。
一人の師の教えを愚直にひたすら真剣に守り
戦い抜いた方々がここにいたのかと思うと
背筋がのびる思いがしました。
ぜひ、皆様も『世に棲む日日』を読んで、
山口・萩を散歩してみてください。
高杉晋作の実家もありますよ!
Text by NiNi
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